ぷーくん
保育園に入園してきたのが1年半くらい前になります。クレートから出ることもできず、お友達だちが誘いに来てもクレートの中から、お鼻にシワをよせてニキニキ(^^)しつこく誘う子には噛みつく素振りをプラスします。
でも、ぷーくんの気持ちを知ってか、お友達は、ニキニキされようが、噛みつくふりをされようが、何度でも誘いに行きます。
ぷーくんは戸惑っていますが、私たちに助けを求めてはいません。目を反らして会話をしています。みんな、なかなかいい子じゃん、と思います(*^^*)
そうそう、排泄も促しますが、なかなかしてくれませんでした。Vabeneでは、排泄の回数や色、混入物などを必ず見て飼い主さんにお伝えしています。飼い主さんにお伝えすると、家に帰ったらいっぱいします!とおっしゃってました(^^)
お友達や私たちの前では、油断した姿を見せたくないのでしょうね。私は、このような犬と向き合うときは、自分から行動するまで待つことにしています。ゆっくり待つことにしました。
待つこと2ヶ月。ぷーくんは自分からグレートから出てきました。周りに誰もいないか見回して、ゆっくりと
♪ヽ(´▽`)/
嬉しかったですねえ。スタッフとみんなで静かに大喜びしたことを覚えています。
でも、そこからがまたすこーしづつ、一歩一歩前進で、ぶーくんに合わせてゆっくりと進めていきました。
今では、お友達の臭いをかぎに行ったり、フード探しゲーム、迷路ゲーム、犬とのすれ違いの練習もみんなに混じってできるようになりました(*^^*)
まだまだ、完全に社会性が持てたわけではありませんが、その変わりようには涙がジュワっと
(ノ_<。)
動画で記録をとっておけば良かった、とスタッフと後悔しています。でも、一生懸命になると余裕がなくなり、誰も思いつかないんですよね(>_<)
犬に馴らすときに、たくさんの犬の中に放す人がいます。犬によっては、それでも社会性をもつことができるようになるかも知れませんが、もし、間違えば取り返しのつかないことになります。
社会化は、恐い思いをさせて馴らすのではなく、楽しくいい経験をさせて馴らしていくことです。
また、”誉めるしつけ”と称して、痛い、苦しい嫌な思いをさせて、できたら誉めている人がいます。これは、誉めるしつけでしょうか?
やはり、苦痛なく、楽しく行動していることを誉めてあげることが”誉めるしつけ”だと思います。
皆さん、気をつけましょうね(*^^*)